営業時間外にかかってきた電話に誰も出られなければ、相手は用件を伝えられないまま待つことになります。VoiceLine PBX クラウド版の営業時間設定を使えば、時間外の着信に自動でガイダンスを流したり、留守番電話に切り替えたりできます。設定の基本と、顧客対応を整えるための組み方を整理します。

営業時間設定でできること

営業時間設定とは、曜日や時間帯ごとに電話の動きを変えられる機能です。たとえば平日の9時から18時までは通常どおり着信させ、それ以外の時間は自動アナウンスに切り替える、といった運用ができます。

設定は管理画面から行えるため、電話機を触る必要はありません。営業時間を変更したいときも、画面上で時間を直すだけで反映されます。季節や繁忙期にあわせて柔軟に変えられるのが、クラウド版ならではの利点です。

業務シーンで考える時間設定

営業時間設定は、自社の一日の流れに合わせると活きてきます。たとえば昼休みに一斉に席を外す事務所では、12時から13時を「アナウンス+留守番電話」に切り替えておくと、その間の着信も用件として残してもらいやすくなります。スタッフが交代で休憩を取る会社なら、昼の時間帯はあえて通常着信のままにする、という判断もあります。

土曜だけ午前営業、といった変則的な営業形態にも対応しやすいのが特徴です。曜日ごとに違う時間帯を登録できるため、「平日は18時まで、土曜は12時まで、日祝は終日アナウンス」といった設定をまとめて組めます。展示会や決算期など、一時的に受付時間を延ばしたいときも、その期間だけ画面で時間を調整すれば対応できます。

時間外アナウンスの役割

時間外アナウンスは、営業時間外にかかってきた相手に流す自動音声です。「ただいまの時間は営業を終了しております。受付時間は平日9時から18時です」といったメッセージを流すことで、相手は折り返しの判断がしやすくなります。

アナウンスがないと、相手は何度も鳴らし続けたり、不信感を持ったりしがちです。短いガイダンスを一言流すだけで、印象は大きく変わります。受付時間や問い合わせフォームの案内を添えると、より親切です。

祝日や臨時休業への対応

営業時間設定では、通常の曜日パターンだけでなく、祝日や臨時休業日も登録できます。年末年始やお盆の長期休暇、社内行事による臨時休業なども、あらかじめ設定しておけば自動で時間外扱いになります。

休業のたびに手動で切り替える必要がないため、設定漏れによる「休みなのに通常着信してしまった」というトラブルを防げます。休業日はカレンダーが決まった時点で登録します。

アナウンスと他機能の組み合わせ

時間外アナウンスは、単体で使うだけでなく他の機能と組み合わせると効果が高まります。アナウンスの後に留守番電話へつなげば、用件を録音してもらいやすくなります。時間外でも急ぎの連絡が入りやすい業種では、当番のスマホへ転送する設定と組み合わせる方法もあります。

ここでいう「急ぎの連絡」とは、生命や身体に関わる緊急通報のことではありません。あくまで通常業務における急ぎの連絡、たとえば当日の納品トラブルや予約の変更といった内容を想定しています。110番・119番のような緊急通報には対応していないため、消防や警察への連絡が必要な場面は、当システムとは別の回線(携帯電話など)を必ず用意してください。当番スマホへの転送は、この緊急通報の代わりにはなりません。

なお、留守番電話の録音内容を後から整理するAI解析などは、契約に応じたオプションとして用意しています。AIの処理は当社管理下の自前GPUで行い、外部AI(OpenAI等)へ音声データを送ることはありません。

よくある失敗例と確認ポイント

設定でつまずきやすいのが、祝日や年末年始の登録漏れです。曜日パターンだけ設定して祝日を登録し忘れると、休業日に通常着信してしまい、誰も出られないまま相手を待たせることになります。長期休暇の前には、休業日が時間外扱いになっているか一度テスト発信して確かめます。

もうひとつ確認したいのが、アナウンスの内容です。「営業を終了しております」とだけ伝えて受付時間や折り返しの案内がないと、相手は次にどうすればよいか分からず、不安が残ります。受付時間と、急ぎでない用件は留守番電話やフォームへ、という導線まで一言添えておくと、対応のすれ違いを減らせます。

まとめ:時間設定は会社の顔をつくる

営業時間設定は地味な機能に見えて、時間外にかけてきた相手が最初に触れる「会社の応対」そのものです。無音で鳴り続けるのと、丁寧なアナウンスが流れるのとでは、受け手の印象は大きく変わります。まずは平日の時間外と祝日の二つを押さえ、運用しながらアナウンス文や留守電との組み合わせを磨いていくのがおすすめです。相談と見積りは無料です。現在の営業時間と時間外の受け方をうかがい、アナウンスと留守電の組み方をお答えします。


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